php-config はシンプルなシェルスクリプトで、 インストールされている PHP の設定情報を取得します。
拡張モジュールをコンパイルするときに、もし複数のバージョンの PHP がインストールされている場合は、どちらを使ってコンパイルするのかを指定できます。 configure の --with-php-config オプションで、 対応する php-config スクリプトのパスを指定します。
php-config スクリプトのコマンドラインオプション一覧は、 php-config に -h スイッチをつけて実行すれば見られます。
Usage: /usr/local/bin/php-config [OPTION] Options: --prefix [...] --includes [...] --ldflags [...] --libs [...] --extension-dir [...] --include-dir [...] --php-binary [...] --php-sapis [...] --configure-options [...] --version [...] --vernum [...]
| オプション | 説明 |
|---|---|
| --prefix | PHP のインストール先ディレクトリのプレフィックス。例: /usr/local |
| --includes |
-I オプションとインクルードしたファイルの一覧
|
| --ldflags |
PHP をコンパイルしたときの LD フラグ
|
| --libs | PHP をコンパイルしたときの外部ライブラリ |
| --extension-dir | 拡張モジュールを探すときのデフォルトのディレクトリ |
| --include-dir | ヘッダファイルのデフォルトのインストール先ディレクトリのプレフィックス |
| --php-binary | CLI あるいは CGI バイナリへのフルパス |
| --php-sapis | 使用できるすべての SAPI モジュール |
| --configure-options | 現在インストールされている PHP の再作成するための configure オプション |
| --version | PHP のバージョン |
| --vernum | PHP のバージョンを整数値で表したもの |